Elephant Gym 「角度 -Angle-」
台湾のポストロックバンドElephant Gymのアルバム「角度 -Angle-」から取り敢えず一曲を。
ギター、ベース、ドラムの親和性が高く、ギター、ベースが美しい旋律を奏でながら、そこにシンプルながらも底をしっかりと支えるドラムが加わり、バンド全体としてのまとまりがある素晴らしいバンドです。
このアルバムに関しては、日本盤も出たので流通面でも手に取りやすくなったのではないでしょうか。
toeが好きな方はドンピシャのバンドなのでは、と思います。
Prawn 「Kingfisher」
正直、Topshelf Records*1から、この作品が出たとき(早耳の方から見れば遅ればせながらですが)、簡単な言葉で言うと、控えめに言っても「ぶっ飛び」ました。
青春というか、甘酸っぱい青臭さを持ち、見た目では落ち着いていても、心の中は掻痒感でいっぱいのような音景の中に浮かぶ、メロディック風味をふんだんに使ったグッドメロディーが心を締め付けてきます。また、このバンドはホーンの使い方が絶妙で多幸感がありますし、ギターの音色なども併せて、Human Pyramids(UKのポストロック?プロジェクト)と同じような方向からの衝撃を感じました。
こちらは、アルバムが出る前の段階で既に数十回とリピートしていた曲。
青春感といってもこのバンドからは、少年らしさと言うよりは青年らしさを感じますね。
*1:アメリカ、カリフォルニアのレコードレーベル。良質なポストロック、エモ、インディーロックのバンドを輩出しています。
Braid 「Frame & Canvas」
こちらはBraidの3rdアルバムです。ほかのバンドの傑作と呼ばれるアルバムに全く引けを取らない、Emo史に燦然と輝く素晴らしいアルバムだと感じています。
とにかくストップ&ゴーの妙が光る1曲目からアクセル全開で飛ばしてくるこのアルバムには、どのような感覚を持っていたらこのような構成の曲を生み出すことが出来るのかというような曲が多いのですが、聴いていると難解ではなく、爽やかさが感じられるものとなっています。
しかし、来日のライブの時は、爽やかさや繊細さよりもバンドとしての勢いを感じさせる演奏が印象に残っていまして、やっぱり熱量のあるバンドなのだと感じました。そのエネルギーも会場に充満していてライブの盛り上がりも半端ではなく、バンドとしての立ち姿?も舞台に映えていました。
このアルバムではやっぱりこの曲が好きです。
また、「Frame & Canvas」とは関係ないですが、私の大好きなバンド(Braid)が私の大好きなバンド(Broken Hearts Are Blue)の曲をカバーしているという(私にとって)最高の曲があるので是非聴いてみてください。
American Football 「s/t」
最初は、伝説のバンドAmerican Football「s/t」から。
大好きなバンドなので、何か気持ちを切り替えたい時などに、
かなりの頻度で聴いているアルバムです。
御存じの方は多いと思いますが
天才キンセラ兄弟(個人的には天才の枠に従兄弟のネイトも含めたいです)の弟マイクが結成したバンドであり、1枚のEPと1枚のアルバムを残して解散してしまいましたが、最近アルバムのデラックス版が出たり、再結成して日本にもツアーで来るなど本国でも日本でも人気は全く衰えないバンドです。
いつ聴いても心に響いてくる歌声と、変拍子なども用いたリズム構築と、美しいフレーズを次々と紡ぎだしていくこのバンド、そしてこのアルバムは、一ジャンルを越えて音楽の歴史の中で評価されるような完成度を持っていると思います。
どの曲も素晴らしいですが、Never Meantの纏まり感と叙情性はピカイチですね。
ノスタルジーを駆り立てるイントロから圧巻です。
個人的には、The Summer Ends並に柔らかいホーンの響きと、語りかけながら、優しく子供に諭すような歌い方をしているFor Sureがお気に入りの曲です。
このブログについて
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
evoltと申します。
まずは、このような場末も末のブログに目を傾けて
くれている方に感謝を申し上げたいと思います。
[このブログについて]
私自身、最近日々が忙しくなってきまして、音楽を聴く時間がどんどんと減ってきてしまったので、音楽に接する時間を形として残すためにこのブログを始めようと思いました。
なのでここは、私の備忘録の様なもので、内容としては私が聴いて気に入った音楽を書き連ねていくブログになる予定です。
さまざまなジャンルの音楽について書いていければ良いなと、思っております。
他にも、好きなもの(本や漫画)のことについても書いていきたいと考えておりますので、少しでも読んでいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。